ハイども、ヤーマ・ヴァッカーノです。
「ちょ、リビング! なーんだよ40枚ってバッカじゃねーのっ!」
一枚一枚、実際にゲーム内で使用する背景画像を作る時期になると、
その枚数の多さに愕然とすることがよくあります。
とりあえずこのリビングを描いた人間は、市中引き回しの後、磔獄門の刑に処す。
特にネタもないので、今回はわたしの作業画面でも曝してみようかなと思います。
そして、ちょっとだけマニアックな話になるかもしれないので、
そっち方面には興味がないって方は、明日の竹下君のブログをお楽しみに! ということで。。。
……あ、本日ニコ生やりますのでよろしくですー。
というわけで、こちらはお馴染みAdobe Photoshopの画面でござい。
①
CG描きの戦場。この空間で全ての色を扱い、カラーイラストが生まれていきます。
メインディスプレイは液晶、セカンダリはCRT。
CRTディスプレイにはそれなりの愛着があって、せっかくだから壊れるまで使おうと思っているのですが、
ついにビジュアルアーツ内でCRTを使うのも、わたしただひとりとなってしまいました。
このディスプレイが壊れた瞬間、社内のCRTは全滅する。
ひとつの長い歴史が終わるのだ。
②
レイヤー群。
レイヤーとは透明なセルのようなもので、何枚も重ねて絵を作っていくことができるスグレモノ。
20年前に実装された画期的な機能で、基本機能は今も昔も、全く変わっていません。
それだけ便利で、完成された機能だったということなのでしょう。
属性に覆い焼きカラーが追加されたり、ハードミックスが追加されたりと、
細かい機能追加はたくさん行われていて、色々と強化されています。
昔は数千枚のレイヤーを自在に操ったものですが、最近は100枚くらいあれば足りるようになりました。
……しかしこれは進化であって退化ではない。
たぶん。
③
ブラシです。それぞれの個性が最も出る、職人の筆箱。大切な仕事道具。
わたしは今作、素材やテクスチャ使用を縛ってますので、勘と閃きとここが全戦力になります。
もしかしたらPhotoshop 3.0や5.5の頃の、古いブラシも残っているかもしれない…?
必要があれば作り、使わなくなったら捨ててと、バージョンを上げつつ日々進化を繰り返してきました。
キャラクターグラフィッカーの時と比べると、若干だけど背景向きの筆は増えましたね。
④
アクション。
ポチッとやれば、登録された処理を自動で実行してくれる便利機能。
一番便利なのは特別でもなんでもない、ただの新規レイヤー作成とUndoだったりして。
まぁ…案外なんでもそんなもんですよね。
えーみなさん。すぐ近くにある、あたりまえで特別でもなんでもないものこそ大切にしましょう。
⑤
ブラックスポット。
……このスペースが有効利用される日は、この先も永遠に来ないであろう。
⑥
集中力の湧き出る泉。重要空間。Repeatで音楽かけたりMovieを流したりします。
周りが騒がしいと集中できない質なもんで、わざと自分の把握できる情報を傍らに置くことで、
不要なノイズをシャットアウトし、作業効率を高める。
ぶっちゃけ、世界に入るために流れているだけでほぼ聴いちゃいないのですが。
合理的なので、集団の中で絵を描く人はたいていやってました。
スピーカーやプレイヤーで流す人もたまにいますが、周りのこともあるので、わたしは静かにイヤホンで。
……決して遊んでいるわけじゃなく、大きな意味があるからこそ、わざわざここに置いてあるのですよ。
⑦
ヤーマ「そら、あなたはわたしの月だ! 太陽だ!!」
ヤーマ「この澄みきった青い空。あなたのいない世界は真っ暗だ!」
そら「…暗いほうが星が見える。わたしはそっちのほうが好き」
ヤーマ「おぅふっ!!」
ウィンドウも一纏めで固めてあるし、案外あっさりした作業空間ですが、わたしはずっとこんな感じです。
「そんなんでよくCG描けるなぁ」と思うくらい、ウィンドウが散らばっている人もいるし、
ここもそれぞれの作業スタイルや個性の出るポイントかもしれないですね。
………。
じゃあ、しょうがないから申し訳程度に色気置いときますよ。
美砂と真里花です。
被って原画作業中に没とした絵ですが、せっかくですので。
いい絵になりそうな雰囲気はあって、個人的にちょっと残念ではあるんですけどね。
そしてさっきも書きましたが、本日はニコ生です!
わたしも、ニコ生を配信している様子を生で眺める不思議な時間を過ごすことになります。
本日20:00からです。みんな来てね~。
………おや、誰か来たようだ。
今回も長くなりました。
それでは皆様、またつぎのぶろぐでおあいっっっっっっっっっっっっっっっっsx